オーストラリア就職を実現するために在学•留学中に準備したいこと4つ

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オーストラリア就職を実現するために在学•留学中に準備したいこと4つ

こんにちは、グリンプス•リクルートメント代表の岡です。
当ウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。

悩む人

現在オーストラリアの大学に留学中です。卒業後はオーストラリアで就職したいと思っていますが、就職へ向けて今から準備できることはありますか?

今日はこんな疑問にお答えします。

本記事の内容

  • オーストラリアでの「新卒採用」の考え方
  • オーストラリア就職を実現するために在学•留学中に準備したいこと4つ

本記事の信頼性

お仕事の紹介のみならず、オーストラリアでワーキングホリデー、留学、就職を経験し、自力で永住権を取得した現役リクルーターによる「なりたい自分」になるためのキャリアカウンセリングにご好評いただいています。

グリンプス代表 岡

以前就職カルチャーショック?!日本とオーストラリアで異なる「仕事」「就職」の考え方8つでも触れましたが、学校で学んだことが直接就職に結びつかないことが多々ある日本と違って、オーストラリアでは学校で学んだことや学位と職種が深く関係していて、「それぞれの仕事や役割に必要な学位を持っているか」が問われます。

そのため、学校で何を学ぶかがとても大切ですが、学びながら就職へ向けての準備をすることも同時に大切になってきます。

今回はオーストラリア就職実現へ向けて在学•留学中に準備したいことを詳しくご紹介していきます。

なお、オーストラリア就職へ向けた大前提とも言える3大原則を下記でまとめていますので、良ければこちらも参考にしてみてくださいね。

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オーストラリア就職を叶えるためにはどんなハードルがあり、何を準備しなけれればいけないのか。オーストラリアで10年以上の経験を持つ現役リクルーターが、「オーストラリア就職を叶えるための3大原則」を丁寧に解説します。

オーストラリアでの「新卒採用」の考え方

日本では、新卒に当たる学生のほとんどが同時期に就職活動をスタートさせ、各地で就職セミナーが開催され、会社への門戸が大きく開かれていると感じます。

私も日本で新卒として就職活動をしましたので、当時はこれが当たり前、と思っていましたが、海外の視点を取り入れると、これほど新卒が重宝されるのは日本ならではのユニークな特徴と言えます。

ではなぜ日本では新卒が重宝されるのか?
これはやはり日本の長きに渡る終身雇用制度が大きく影響しています。

今でこそ転職する人も増えましたが、それでも一つの会社に長く勤める、という文化は日本では根強いのではないでしょうか。
だからこそ、新卒というまっさらな状態で採用して、その会社色に育てる=忠誠心の強い勤勉な社員を育てることが会社にとってとても大事なことになります。

一方オーストラリアを含めた欧米諸国は完全実力社会=ご自身の持っているスキルや経験がものを言う社会です。
一度その業界に入れればその後の転職は比較的しやすいですが、その入り口を見つけるのは至難の業。
そして終身雇用制度という考え方は存在せず、長くても3〜5年同じ会社で勤めてキャリアアップのために転職を繰り返すというのが一般的です。

場合によっては一つの会社に長く勤めることによって、新しい会社に適用できないのでは、と考えられることもあります。

グリンプス代表 岡

つまり、オーストラリアでは新卒やその分野での未経験者が最も就職への難易度が高くなります
だからこそ、オーストラリア就職実現へ向けていかに在学中に準備を進めることができるかが、成功への鍵を握っています。

オーストラリア就職を実現するために在学•留学中に準備したいこと4つ

では、在学•留学中にどんな準備をすれば良いのか、具体的にみていきましょう。

①アルバイトで経験を積もう

悩む人

新卒で経験を求められると言われても、経験の積みようがないように思えるのですが…

そうですよね。日本でも転職の際はやはり経験が重視されますが、新卒も例外なく経験が求められる、と聞くとびっくりしてしまいますよね。

しかし、オーストラリアではアルバイトやパートタイム、インターンシップも実務経験として評価されます。
これは日本と大きく異なる点であり、就職実現へ向けて大きなメリットとして活用できます。

ポイントとしては、希望業界の、希望職種でアルバイトができるとより効果的です。

経験を履歴書に書けるだけでなく、期間中にどのような経験をし、何を得て、その気付きを今後どのように活かして会社や社会に貢献できるかまで伝えられるとなお良いでしょう。

②インターンシップを活用しよう

上記で触れた通り、インターンシップも実務経験としてみなしてもらえるので、在学中に積極的に参加できると良いです。

ただし、インターンシップは提供する企業側にとっても大きな負担となるため、日本のようにインターンシップの機会が溢れている、とは言い難い状況です。
というのも、インターンシップを受け入れる際には実務経験を積んでもらうために必要なプログラムを作成し、インターン生の対応をするために、従業員の人件費が発生します。

グリンプス•リクルートメントのオフィスがあるパースは中小企業も多いため、そもそも人員が限られていて、インターン生を受け入れる余裕がない、ということもあります。

とは言えど、学んでいる学校やコースによっては、インターンシップを斡旋してくれる場合もあるので、一度学校でどんな対応をしてくれるのを確認してみるのが良いでしょう。

③人脈(コネクション)を広げよう

いくらオンライン社会が進んだと言われても、オーストラリアでは、未だに求人情報サイトに掲載されていない求人情報が多くある、と言われています。

現役リクルーター監修!仕事が見つかるオーストラリアの英文履歴書の書き方でも触れていますが、オーストラリアではReference Check(リファレンス•チェック)と言って、採用を検討している企業が、照会人にメールまたは電話で求職者の仕事ぶりを確認する、ということが採用活動の一部として一般的に行われています。

これはつまり、求職者のことを直接的に知っている人からの情報を信頼に当たる情報として捉えているということであり、企業が求人を募集するとなった時も、信頼する従業員や知人からの紹介や推薦が重視され、内々に採用活動が進んでいる(求人情報が外部に出ることなく採用活動が行われる)、ということがたくさんあります。

このように人脈からそのまま就職に繋がる可能性も高いため、コネクション作りも大切。

悩む人

人脈を広げるって異業種交流会のようなイベントに参加するということでしょうか?

そうですね、学校によってはその業界と関連性の高いイベントを開催することもあるので参加してみましょう。ただ、「人脈を広げる」というのはそういったイベントに参加することだけに限りません。

グリンプス代表 岡

例えば先生やアルバイト先の方と交流を深めて紹介や推薦に繋がることもありますし、友人の輪が広がることで自然と人脈が広がっていくこともあります。

周りの人に「こんな仕事を探している」「将来はこうなりたい」といったことを、口に出して伝えておくことで、どこかで実際に繋がるということも少なくありません。

グリンプス代表 岡

④必要なスキルを身につけて、磨きをかけよう

これはどんな職業に就きたいかにもよりますが、例えばプログラマーやウェブデザイナーなど、特に技術系職種の場合には授業で学んで課題をこなしていくことになると思いますが、授業外のところでも自分の時間を使ってスキルに磨きをかけていきましょう。

今やインターネット上でたくさんのことが調べられる時代になり、Youtubeでもチュートリアル動画が溢れています。

それらを通してご自身で勉強したり、例えば自分や友人のウェブサイトを作成してポートフォリオとして提出できるようにする、などより実践的なことに携われるとさらに良いでしょう。

在学•留学中にしっかり準備して、オーストラリア就職の夢を叶えよう!

今回は、オーストラリア就職を実現するために、在学•留学中に準備しておきたいことをご紹介しました。

オーストラリアは経験や持っているスキル•資格が就職に大きな影響を与える完全実力社会。

ご自身の「オーストラリアでこんな仕事をしたい」という夢を叶えるために、ぜひ今のうちに準備を進めてみてくださいね。

グリンプス•リクルートメントでは、一対一のキャリアカウンセリングを通して、今後のキャリア相談•アドバイスもご提供させていただいているので、お気軽にお問い合わせくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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