オーストラリアの就職活動で求められる「カバーレター」と「リファレンス」について採用担当者が徹底解説!

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オーストラリアの就職活動で求められる「カバーレター」と「リファレンス」について採用担当者が徹底解説!

こんにちは、グリンプス•リクルートメント代表の岡です。
当ウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。

悩む人

オーストラリアで仕事探しをしていますが、履歴書以外に「カバーレター」や「リファレンス」が必要と耳にしました。それぞれどういうものか、教えて欲しいです。

今日はこんなお悩みにお答えします。

本記事の内容

  • カバーレターとは
  • リファレンスとは
  • カバーレター、リファレンスの書き方、伝え方のポイント
  • カバーレター、リファレンスは必ず必要?

本記事の信頼性

お仕事の紹介のみならず、オーストラリアでワーキングホリデー、留学、就職を経験し、自力で永住権を取得した現役リクルーターによる「なりたい自分」になるためのキャリアカウンセリングにご好評いただいています。

グリンプス代表 岡

オーストラリアでお仕事探しをしていると、履歴書(Resume、レジュメ)以外に、「カバーレター(Cover Letter)」「リファレンス(Reference)」という言葉を耳にする機会があると思います。

おかげさまでこれまで何万通もの履歴書を拝見し、また添削サポートもさせていただいていますが、実際カバーレターやリファレンスに関してご質問をいただくことも多いです。

今回はそれぞれが就職活動の際にどんな役割を果たすのか、どんな時に必要なのか、書き方や伝え方のポイントなどをお伝えしていきたいと思います。

なお、オーストラリアの履歴書の書き方やポイントは下記の記事でまとめていますので、合わせて読んでみてくださいね。

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現役リクルーター監修!仕事が見つかるオーストラリアの英文履歴書の書き方

就職活動の入り口であり、大きな自己アピールの場となる履歴書(レジュメ)。これまで何万通という履歴書に目を通してきた現役リクルーターが、オーストラリアの履歴書について、日本との違いや仕事が見つかりやすくなる英文履歴書の書き方のポイントを伝授します。

カバーレター(Cover Letter)とは

カバーレター(Cover Letter)は、履歴書に書ききれない、表現しにくい事、志望動機なども含めて自己アピールをするための手紙形式の書類です。

わかりやすくするために料理で例えると、カバーレターの提出が求められる場合は、カバーレターがいわゆる前菜、履歴書がメインという役割を果たします。

つまり、カバーレターが企業側がまず最初に目を通すあなたについての書類、ということになります。

カバーレターには具体的にどんなことを書くの?

一般的には、下記のような内容をカバーレターの中に含めます。

  • 志望動機
  • いかにあなたが募集されているポジション(仕事)またその会社に適した人材か
  • 熱意とご自身のパーソナリティー

カバーレターはどのくらいの長さで書くべき?

カバーレターは履歴書と違って文章で書くものになりますので、短すぎず、長すぎず、適切な長さで書くことが求められます。

目安は3〜4段落ほどで、必ず1ページ内に収めましょう。

熱意を伝えることは大切ですが、読む側のことを考えて、できるだけシンプルに(でも魅力的に)伝えましょう。カバーレターが長すぎると、その時点でそれ以上先に進めない、ということもあります。

グリンプス代表 岡

カバーレターも、履歴書同様に決まったフォーマットはないので、自己アピールの場としてご自身で自由に作っていただけます。

しかし、盛り込んだ方が良い情報など、ある程度決まった項目、形式もあるので、テンプレートを参考にすることは良いと思います。
一度下記のような感じで、インターネットで調べてみてください。

注意点としては、テンプレートで書き方の形式を参考にすることはOKですが、文章をそのまま使う(コピペする)のはNGです。

会社の人事担当や我々のような人材紹介• 派遣会社では大量のカバーレターや履歴書を日々目にしていますので、テンプレートをただコピーしていると、正直すぐにバレます。苦笑

せっかくの自己アピールの場ですから、シンプルに書きつつもオリジナリティを出せるように、コピペは避けてくださいね。

カバーレターは求人に応募する際に必ず必要なの?

結論から言うと、カバーレターは全員が必ずしも書かなければいけないものではないと考えています。

オーストラリアでは、仕事はプロがするもので、どこの大学を出て、どこの会社で働いていた人だから優秀か否かを判断する傾向のある日本とは基準が異なります。

それゆえ基本的には履歴書で、どういった役職で、どういった仕事を経験してきたかを具体的に伝えていることがまず重要となりますし、そこでアピール出来ることが理想的です。

しかし、新卒の方やオーストラリアでの職歴が浅い方は、カバーレターを用意することで、補助的なアピールになる事はあり得ます

特に新卒の方は職歴が積みにくい分、カバーレターでしかアピール出来ないことも多いため、今の精一杯の想いをレターにつづって下さい。
まだ実績はなくとも、想いと将来性が感じられればチャンスをくれる人が多いのもオーストラリアの魅力です。

もちろん、求人募集の広告を見て、カバーレターを送付してください、と書いてあれば必ず用意しましょう。

グリンプス代表 岡

リファレンス(Reference)とは

悩む人

カバーレターについて、よくわかりました!リファレンスについても教えて欲しいです。

リファレンスは現役リクルーター監修!仕事が見つかるオーストラリアの英文履歴書の書き方でも触れましたが、日本で言う身元照会人のことを指します。

オーストラリアでは、信頼のおける照会人からの推薦や仕事ぶりを示す証言は、採用を決める上でとても重要な役割を担っています。

オーストラリアの採用活動では、リファレンス•チェックがある

リファレンス•チェック(Reference Check)は、採用を検討している企業が、応募者のこれまでの仕事ぶりや以前の会社での様子などを第三者=照会人に確認することで、オーストラリアでは、採用活動の中で一般的に行われています。

アルバイトのお仕事の場合は、このリファレンス•チェックが省かれることがありますが、基本的にはリファレンス•チェックがある、と思って良いでしょう。

照会人は、ご自身の仕事ぶりを評価していただける人を自分で探し、その方にリファレンスになってもらえるか、事前に確認をする必要があります。
仕事ぶりをよく分かっている、直属の上司だった方にお願いすることが理想的です。

リファレンス•チェックの方法

リファレンスは基本的に2名求められることが多いです。

採用を検討している企業の人事担当が、リファレンスとして提出された2名の方それぞれにメールまたは電話で連絡をして、下記のような質問をします。

  • どのくらい(期間)応募者のことを知っているか(一緒に働いていたか)
  • 仕事ぶりはどうだったか
  • 応募者のことを自信を持って推薦できるか

リファレンス•チェックは採用活動の最初から行われることより、必要な面接を経て、最終確認の材料として行われることが多いです。

グリンプス代表 岡

リファレンス•レター(Reference Letter)とは

リファレンス•レターは今までの勤務先の直属の上司や、それ以上の役職にあたる人が、達成事項、人格、それ以外の優秀さなどを推薦してくれるための手紙形式の文書のことを指します。

リファレンス•チェックと異なり、リファレンス•レターを提出してください、と予め義務付けられているケースは少ないです。

しかし、これもカバーレターの項目で触れたような新卒の方やオーストラリアでの職歴が浅い方は、履歴書の補助的な書類として活用することもできるので、用意してみるのも良いかもしれません。

リファレンス•レターも、ある程度の長さである必要がありますが、カバーレター同様、読む側のことを考えて1ページ内に収めましょう。

グリンプス代表 岡

まとめ:オーストラリアの就職活動で必要なものを準備して、就職へ備えよう!

今回はオーストラリアの就職活動で求められることがある「カバーレター」と「リファレンス」について解説しました。

カバーレターやリファレンスも就職活動の中で大事な役割を担いますが、何よりも大切なのは、やはり履歴書でどれだけ自己アピールができるか、です。
履歴書に関しては下記の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてくださいね。

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この記事が今後オーストラリア就職を目指される方の参考になれば嬉しいです。

グリンプス•リクルートメントでは、個別の履歴書等の添削サービスや、一対一のキャリアカウンセリングを通して、あなたにぴったり合う就職実現へ向けてのアドバイスもご提供させていただいているので、お気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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